「勉強するために通信制高校」はハードルが高い。あまり知られていない勉強のリアルを卒業生が紹介

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こんにちは。tomoです。

私は2018年に全日制から通信制高校に編入し、今年卒業しました。

通信制高校の勉強の実態はあまり知られていません。

全日制に通っている方で、勉強するために通信制高校への編入を考えている方もいるようですが、間違いなくいばらの道です。

通信制高校に通っている方や通いたい方がいましたら参考程度にお読み下さい。

通信制高校の勉強の基本

まず、通信制高校の勉強の基本について紹介します。

通信制高校の勉強は大まかに次の2つに分かれています。

・レポート課題

・スクーリング(授業やテストなど)

順番に紹介していきます。

レポート課題は高校に順次提出していく、科目ごとの課題です。

「レポート」というと聞こえが良いものの、大半は教科書の穴埋め問題などで、難易度は優しめです。

時々、難しい科目もあるものの、ほとんど時間がかからずに終わります。

このレポート課題が通信制高校の主な勉強となります。

一方、スクーリングは全日制でいう登校のことです。

スクーリングの頻度は学校によって違ったりしますが、週1回、または月1回ほどのコースが多い印象です。

スクーリングでは履修科目の授業を受けます。

体育などの実技科目も受けることができます。

こちらも様々な人に配慮してあるため、基本的に教科書のレベルを超すことはありません。

以上、通信制高校の勉強の基本についてお話ししました。

「勉強するために通信制高校」は非常にハードルが高い

お分かりいただけたと思いますが、通信制高校の勉強はそこまで難しくありません。

それに、自由時間も多くあります。

その通信制高校の特色を利用して、「勉強するために通信制高校に編入する」人もいるようです。

大学進学するために、たくさん勉強する手段として通信制高校が選択肢に入っている人もいました。

しかし、私はそれはおすすめしかねます。

理由は通信制高校の体制にあります。

確かに通信制高校では自由時間は多くありますが、全ての時間を勉強に回せるかというと、そう簡単に話は進みません。

それには通信制高校で勉強をするうえで、避けては通れない「孤独」という問題があります

全日制の高校では意識せずとも、毎日多くの人と関係を築いていることになります。

しかし、通信制高校に通う生徒のほとんどは毎日が孤独です。

勉強をするうえで孤独は天敵です。

人の目がないと簡単に楽出来てしまいます。

そして、どれだけ勉強に対してモチベーションがあっても、一人で問題に立ち向かっていくのには限界があります。

そのため、積極的に周囲とコンタクトをとる必要があるんです。

家族や先生とも協力関係を築き、自分主体で行動していく必要があります。

結局、勉強だけでいうと周囲の支えを受けられる全日制高校で授業を受けるのが、理にかなっているんです。

現状は通信制高校からの大学進学だったりはハードです。

 

通信制高校ではどうしても周りのサポートが不足して、孤立しがちになってしまうのでそこは問題かと思います。

しかし どんな状況であれ、テストだったり、受験までの残り時間は少なくなっていきます

今一度、自分の目標を把握して、自暴自棄になる前に、やる気があるうちに行動していくことが重要です。

もし、時間があるのであれば、周囲に相談できる人を見つけておくだけで安心できると思います。

まとめ

以上通信制高校の勉強について紹介しました。

紹介した通り、通信制高校の勉強はレベル的には低く、進学には様々な問題があります。

上に紹介した以外にも、精神的な問題だったり、お金の問題で進学できない人がいるのかもしれません。

私は通信制高校に入って、初めてぶつかった壁が進学に関してのことでした。

当時は自分で悩んでばかりいましたが、今考え直すと、周りに助けてくれる人も意外と多かったのかと思います。

相手に状況を伝えることは、自分をさらけ出し、関係を深めていくための第一歩になります。

あなたの周りにも、あなたに協力してくれる人が多いことを切に願います。