通信制高校。
登校の回数が少なく、レポート課題を提出することで高卒が認定される学校です。
自由時間が多く作れ、外出が少なくてすむメリットがあるとはいえ、少なからずデメリットも存在します。
私は2018年に全日制高校から通信制高校に編入し、今年卒業しました。
今回は私の経験から通信制高校に通うことで生じるデメリットについて紹介していきます。
通信制高校について知りたい方にお読みいただけると幸いです。
※重要※通信制高校のことを貶そうとして書いているわけではありません。
当然通信制高校に通うことのメリットもあります。
今回の記事は通信制高校に通うことで得ばかりは出来ないということをお伝えするために書いています。
①生活にメリハリがなくなってしまう
全日制の高校であればスケジュールが決まっており、その通りに過ごせばよいです。
全日制高校のメリットでもある「時間で決められた生活」のおかげで生活リズムを整えやすいです。
しかし通信制高校ではその真逆のことが言えます。
スケジュールが決まっていないので、生活を自分でコントロールする力が求められるんです。
決まっていることといえば月1回ほどのスクーリング(授業参加)と月数通のレポート課題の提出。
それ以外にすることは決まっていません。
良く言えば自由ですが、反対に勉強以外のことも出来てしまう誘惑があります。
全日制高校に通う高校生よりも家にいる時間は多くなりますので、そこでどう自分向き合っていくかをしっかり考える必要があります。
特に生活習慣は自分でリズムを整えなくてはなりません。
私は恥ずかしながら通信制高校に編入するまでは昼夜逆転のような生活を送っていました。
しかし、家族の支えもあり、編入してからは不規則に過ごすことの方が少なくなりました。
私の場合は家族のサポートで規則的に生活できるようになりましたが、通信制は全日制高校より明らかに生活リズムを整えづらいのが現状です。
②一人になりがち
全日制高校とのもう一つの違いは、人との関わりです。
通信制高校は登校の回数が少ないです。
平日家族が出払った家に残されてから、一日が始まることもよくあります。
通信制高校での勉強は基本的に孤独です。
私の場合は言葉を交わしたのが家族のみ、という一日もざらにありました。
登校の回数も少ないので、友達や先生がいつも周りにいるわけではありません。
そこを辛いと思うか、幸せと思うかはそれぞれですが、私は両方とも感じていました。
家族が居ないときはゲームをしていたこともあったのですが、楽しい反面このままでいいのかという焦燥感にも駆られました。
辛いことがあったとき、一人では抱えきれないことがあります。
一人になることが多いと悩む時間が多くなったりするので、定期的なリフレッシュは肝心です。
そのためには家族や他のコミュニティの力を借りる必要があると思います。
多くの人と触れ合う機会がある全日制と比べると、通信制高校では人との関わりが極端に少なくなってしまいます。
③どうしても進学のレベルが上がる
これはしょうがない部類に入ります。
私の在籍していた高校では提出するレポートは所詮は確認問題で、難易度は基礎中の基礎レベルでした。
基本的には全日制より一層易しくなっているのが、通信制高校の勉強です。
これは私が体感したことなのですが、通信制高校の勉強は本当に易しいです。
通信制高校は多少ブランクがある方も勉強できるようにレポートを簡単にしているのでしょうが、全日制の授業レベルに及びません。
進学を考えている方は、別途レポート課題以外で自主的に勉強していく必要があると感じました。
特に通信制高校では自分を律せる人とそうでない人に大きく差が出やすいです。
高校側も勉強に関して、助けてほしいことがあれば協力してくれますが、自分から行動しないかぎり動いてはくれません。
自由に使える時間が多いことが通信制高校の取柄でもあるので、そこを活かせるかが重要です。
まとめ
以上は私が通信制高校に通っていた時に感じたデメリットです。
もし、これから通信制高校への編入や入学を考えている方がいましたら参考程度にお考え下さい。
デメリットという題名で紹介しましたが、ここには書かなかっただけで、通った上で感じたメリットもたくさんありました。
最後になりますが、3つ目に紹介した通信制高校からの進学は間違いなく いばらの道です。
私も進学を志していましたが、叶いませんでした。
もしこのブログを訪れた方にこれから進学を目指している方がいましたら、心から応援しています。
以上です。